【2024年最新】IB証券の評判は?メリット・デメリットも徹底解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • IB証券って怪しくない
  • IB証券の口コミ・評判は?
  • IB証券のメリット・デメリットは?

上記のように考えているかもしれません。

今回は、そんなあなたに向けて「IB証券のメリット・デメリット、口コミ・評判」などをお伝えしていきます。

IB証券の外国株式や外国株式オプションを中心に解説していきます。

米国株オプション|証券会社おすすめ

証券会社名特徴

ウィブル証券
  • 業界最安の手数料
  • テクニカル指標や描画機能が充実
  • 口座開設時に入金しなくていい

サクソバンク証券
  • 取扱商品が豊富
  • 取引ツールが高機能

IB証券
  • 取扱商品が豊富
  • 取引量が多ければ手数料が安い
  • API利用や自動売買が可能

詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。

IB証券とは

本社所在地(日本)東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビルディング25階
設立2005年10月25日
取扱商品・株式
・ETF
・オプション
・先物
・先物オプション
・FX
・CFD
NISA・iDeCo非対応
最低入金額100万円
公式HPIB証券公式

IB証券は、米国で1977年に創業し、世界150か国に100万口座以上を抱えるオンライン証券会社です。

世界42国以上の株式の売買が可能で、株式以外にも先物・オプション・FX・CFDなどあらゆる金融商品に対応しています。取引量によって大幅に手数料が安くなるなど比較的大口取引向けであり、初心者にはあまり向かない上級者向けの証券会社です。

2010年に日本に進出し、証券会社向けの注文取次サービスも提供しています。提供先企業としては、SBI証券や楽天証券などのネット証券大手があり、これら証券会社で米国株式を購入した場合はIB証券が取り次いでいるようです。

日本では珍しくオプション取引商品が豊富で。日本向けにサービスがあるネット証券の中ではこの点が特徴的だと思います。

オプション取引について知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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IB証券の口コミ・評判

Xなどで呟かれていたIB証券の口コミ・評判をまとめました。

「良い」口コミ・評判

男性・30代

欧州やメキシコ、シンガポールの株式まで取り扱っているのが魅力的。米国株とかだけじゃ物足りないからIB証券にはかなり助かってる。


女性・40代

IB証券ならビットコインETFが普通に買えるので重宝します。さすが外資系証券会社といった感じ。

※こちらの方の意見です。本当にビットコインETFが購入できるかはわかりません。

「悪い」口コミ・評判

男性・50代
IB証券自体はいいけど、外資系証券会社だから特定口座がなくてかなり不便。年間20万円以上利益がでたら確定申告しないといけないし。


男性・50代
オプション取引をしようと思って口座開設したけど、初回入金100万円が必要って知ってどうしようか悩んでる。口座開設したばっかりの証券会社にいきなり100万円入れるのは気が進まないな。

IB証券のメリット

安い手数料(ロットが大きいと得)

IB証券は手数料が非常に安いです。

例えば米国株の取引手数料は1回あたり140円です。

売買単位に関わらず140円のみなので、lotの大きい取引をすればするほどお得です。大手ネット証券会社の取次サービスを行っているぐらいなので、少額投資の個人ユーザーはあまり想定されていないのかもしれません。

また、IB証券の日本株取引手数料は0.055%です。

1000万円の取引でも5500円しか手数料がかからないのは中々安いですね。

世界42ヶ国の株が売買可能

IB証券では世界42か国の株の売買が可能です。

日本の証券会社でここまで多くの外国株式の取引ができるのはサクソバンク証券だけしかありません。※IB証券は日本の証券会社ではありません。

因みにIB証券では、欧州株の取引ができるためアメリカ市場に上場していないルイヴィトンなどの欧米ブランド品メーカーの株も買うことができます。

世界中各国の個別株オプション取引ができる

個別株オプション取引ができる証券会社は数えるほどしかありませんが、世界各国の個別株オプション取引ができるのは、サクソバンク証券IB証券のみです。

ちなみにサクソバンク証券は日本の証券会社ですが、デンマークにあるサクソバンク銀行の子会社です。

また、米国株オプション取引ができるのもサクソバンク証券、ウィブル証券IB証券の3社のみしかありません。

外資系証券会社であるIB証券だからこその豊富な商品数だと言えます。

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IB証券のデメリット

海外送金扱いになる

IB証券の米国口座(IBLLC口座)は、米国法人であIB証券(Interactive Brokers LLC)が提供しており、日本法人であるIB証券(Ineractive Brockers Securities Japan Inc.)は口座開設の取次ぎやサポートだけを行っています。

そのため、入金の際は米国法人名義の口座に入金する必要があります。

海外法人の口座への入金は、口座が日本の銀行にある場合でも「海外送金」扱いとなります。

海外送金は手続きが複雑かつ手数料が高い場合が多いです。

例えば、みずほ銀行では銀行窓口でしか海外送金に対応しておらず、送金手数料は8500円かかります。また、本人確認書類、IB証券からの送付書類、送金先詳細を印刷した書類も必要となり、かなり手間がかかります。

ネットで完結できる銀行もありますが、手数料が高い場合が多く手続きも通常の送金に比べて煩雑です。IB証券に口座開設をした場合は、一度にまとめて送金しておくのがいいかもしれませんね。

口座維持手数料が毎月かかる(2021年7月に廃止)

IB証券では、2021年6月まで口座維持手数料10ドルが毎月必要でした。口座を持っているだけで年間120ドルものコストがかかっていましたが、現在では口座維持手数料は廃止され無料化しています。

特定口座がない

IB証券は外資系証券会社であり、日本の証券会社ではないため特定口座がありません。

取引はすべて一般口座で行う必要があるため、売買の損益等を自らで計算し確定申告する必要があります。

特定口座がないという点がIB証券で1番のデメリットです。

因みに、ほぼ同様のサービス内容を提供しているサクソバンク証券は特定口座に対応しています。

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初回100万円の入金が必要

IB証券では口座開設時、初回100万円の入金が必要です。

※現金の代わりとして株式での預け入れも可能

初めからそれなりの金額を入金する必要があり、口座開設のハードルが上がってしまう方も多いのではないでしょうか。入金は海外送金扱いとなり手続きも大変であるため、この初回入金の条件がIB証券のデメリットであると言えます。

最低手数料が高い

米国株・ETFの最低取引手数料:1.1ドル

IB証券では、1株あたりの手数料は安いですが、最低手数料が1.1ドルと高めに設定されています。

少額の取引では手数料ロスが多くなってしまうため、この点は大きなデメリットだと思います。

結論:IB証券は基本的におすすめできない

IB証券は基本的におすすめできません。

理由としては、

・米国に口座がある証券会社であるため手続きが複雑
・特定口座がない→自分で確定申告しないといけない
・初回に100万円の入金が必要
・少額取引だと手数料が安くない

などが挙げられます。

「IB証券は”基本的に”おすすめできない」と書いたのは、「大きな資金でしたい人」や「海外居住者」にはおすすめの証券会社だからです。手続きが複雑で確定申告も自分で行わなければいけないですが、それ以上にIB証券での運用に魅力を感じるのであれば問題ないでしょう。

しかし、多くの方にとってはIB証券はあまり魅力的はないかと思います。

そこで、ここではIB証券ではなくどの証券会社を選べばいいかをお話しします。

先ほどから何度かご紹介していますがIB証券の代替としては「サクソバンク証券」がおすすめです。

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サクソバンク証券はIB証券と強みが似ていますが、IB証券に比べてデメリットが少ないです。比較表を作成したので確認してみてください。

IB証券サクソバンク証券
取扱商品・株式
・ETF
・オプション
・先物
・先物オプション
・FX
・CFD
・株式
・ETF
・オプション
・先物
・FX・貴金属オプション
・FX
・CFD
初回入金額100万円30万円(FXやオプション口座のみ)
特定口座×
NISA××
米国株オプション取引
口座の所在地米国日本

サクソバンク証券では、初回入金額が少なく特定口座にも対応しています。

IB証券は口座の所在地が米国であり、手続き上かなり厄介なところが多いです。対して、サクソバンク証券ではほぼ同様の取扱商品でありながら、国内に口座がある証券会社ですので、手続きも複雑ではありません。

世界2万銘柄も取引可能であるなど取扱商品も非常に豊富で手数料も低水準であるため、サクソバンク証券をおすすめします。

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IB証券はどんな人におすすめ?

  • 世界中の株式の取引したい人
  • 世界中のオプションの取引がしたい人
  • 巨額の取引をする人(手数料が安い)

このように世界中の株式やオプションの取引をしたい方や巨額の取引をする人にはおすすめの証券会社ですが、日本の証券会社ではないため特定口座もなく手続きもややこしいです。利益が出た際には必ず確定申告を行わなければならないため非常に手間がかかります。

あまりおすすめではありませんが、デメリットを納得できる方であれば使ってみてもいいかもしれません。

IB証券の取引手数料

IB証券の取引手数料をまとめました。
本記事ではわかりやすく表示していますが、実際の手数料設定は少し複雑なので詳しくはIB証券HPで確認をお願いします。

IB証券|株式・ETFの取引手数料

株式・ETFの取引手数料は以下の通りです。

【北米】取引手数料(変動型)※最低手数料
米国0.00385ドル0.385ドル
カナダ0.0088カナダドル1.1ドル
メキシコ※なしなし
【ヨーロッパ】 取引手数料(変動型)※最低手数料
ベルギー0.055%1.375ユーロ
フランス0.055%1.375ユーロ
ドイツ0.055%1.375ユーロ
イタリア0.055%1.375ユーロ
オランダ0.055%1.375ユーロ
ノルウェー0.055%11クローネ
スペイン0.055%なし
スウェーデン0.055%11クローナ
スイス0.055%1.65フラン
イギリス0.055%1.1ポンド
【アジア・太平洋】 取引手数料(変動型)※最低手数料
オーストラリア0.088%5.5Aドル
香港0.055%19.8香港ドル
日本0.055%88円
シンガポール0.088%2.75Sドル

※一定の取引量以下の場合の取引手数料を記載しています。
※メキシコは取引手数料(固定型)。取引手数料は約定代金の0.11%、最低手数料は66メキシコペソ。

IB証券公式サイト(株式ETF手数料一覧)

IB証券|オプションの取引手数料

オプション取引手数料は以下の通りです。

【米国株のオプション取引手数料】

月間取引量取引手数料(1lotあたり)
~10000lot0.275~0.715ドル
10001~50000lot0.275~0.55ドル
50001~100000lot0.275ドル
 100001lot~0.165ドル
1注文あたりの最低手数料1.1ドル

【日本株の株式オプション取引手数料】

1lotあたり99円の固定型。

【日本の指数オプション取引手数料】

月間取引量取引手数料(1lotあたり)
~1000253円
1001~10000176円
10001~20000126.5円
20000~66円

IB証券では世界各国の株式・指数オプションを取り扱っていますが、取扱い銘柄数が多く手数料設定が細かいためここでは主要国のみ表にまとめています。

上記の国以外のオプション手数料が知りたい方はこちらを参照してください。

IB証券|先物・先物オプションの取引手数料

【米国の先物取引手数料】

固定型:1lotあたり0.935

変動型

月間取引量取引手数料(1lotあたり)
~1000253円
1001~10000176円
10001~20000126.5円
20000~66円

主要国のみ表にまとめています。

上記の国以外のオプション手数料が知りたい方はこちらを参照してください。

IB証券|FX取引手数料

月間取引額(ドル)取引手数料(変動型)最低手数料
~ 10億ドル0.22ベーシスポイント2.2ドル
10~20億ドル0.165ベーシスポイント2.2ドル
20~50億ドル0.11ベーシスポイント 2.2ドル
50億ドル~0.088ベーシスポイント 2.2ドル

※1ベーシスポイント=0.0001
※最低手数料はTier Ⅰの場合を表示しています。

一般投資家が10億ドルを超えるような取引をすることはないので、基本的には0.22ベーシスポイントの最低手数料2.2ドルとなるでしょう。

IB証券公式サイト(FX手数料一覧)

IB証券のキャンペーン情報

2024年2月現在キャンペーン情報はありません。

口座開設方法

  1. IB証券の公式HPにアクセスし、赤ボタンの「口座開設」をクリック。
  2. ユーザー名とパスワードを作成し、登録メールアドレスの承認をする。
  3. 次に申し込み口座の画面がでてきますが米国口座(IBLLC口座)」を選択して申し込み。
  4. 住所等必要事項の入力。このとき住所は英語表記で入力してください。英語表記でないとエラーになります。納税者番号の欄にはあなたのマイナンバーを入力。
  5. 「租税条約の資格」の選択画面では、上段にチェックを入れ日本を選択したください。(この画面で日本を選択しなければ配当金への課税が30%になってしまいます)
  6. 電話番号の承認と顔写真付きの本人確認書類を提出。
  7. 1週間ほどで書類が届きます。(入金をしなければ口座開設が完了しませんので早めに初回入金を済ませましょう。)
  8. 口座開設完了

よくある質問

NISA・iDeCoには対応していますか?
IB証券はNISAやiDeCoには対応していません。
特定口座で取引できますか?
特定口座は提供されていません。一般口座のみの取引となるため確定申告をする必要があります。
口座管理料はかかります?
IB証券の口座管理料は無料です。
現在は無料ですが以前まで口座に10万ドル以上の資産がなければ、口座維持費(月10ドル)が必要でした
海外でも口座を維持できますか?
IB証券で開設した口座は日本居住者専用の口座となるため、海外からは利用できません。
海外に転居した場合、海外住所でIB証券の新規口座を作り、口座開設後に日本のIB証券口座から海外のIB証券口座に移管するという流れになります。

まとめ

以上、IB証券の評判やメリット・デメリットなどについて解説しました。

不便な点も多いIB証券ですが、国内証券会社にはないような非常に豊富な商品を取り扱っているので、少しマニアックな取引がしたい方にはおすすめです。

ぜひこの機会にIB証券で取引を始めてはいかがでしょうか?

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